2003-12-25から1日間の記事一覧

『象の棲む街』

渡辺球【著】新潮社 【bk1/amazon.co.jp】 東京で最大規模の極東アメリカは明治神宮の跡地から自転車で丸半日行ったところ、ほぼ首都の西の果てにあった。―すべてを失った日本。唯一の希望は一頭の“象”だった。圧倒的な創造性で、並行世界を綴った幻想絵巻。…

『太陽の塔』

森見登美彦【著】新潮社 【bk1/amazon.co.jp】 何かしらの点で彼らは根本的に間違っている。なぜなら私が間違っているはずがないからだ、と宣う、ひねくれた学生の夢想を描いたデビュー作。第15回日本ファンタジーノベル大賞大賞受賞作。 しかし痔ごときに…

『呪医の末裔―東アフリカ・オデニョ一族の二十世紀』

東アフリカ・オデニョ一族の二十世紀 松田素二【著】講談社 【bk1/amazon.co.jp】 英国による植民地支配、輝かしい独立と経済成長を経て、失業や貧困、エイズや「テロ」に脅かされる現在まで、一族が直面した近代の荒波とは。農園労働者、サーバント、宣教師…

『1421―中国が新大陸を発見した年』

メンジーズ,ギャヴィン【著】松本剛史【訳】ソニー・マガジンズ 【bk1/amazon.co.jp】 1421…世界の海でなにがあったのか。15世紀、中国の明の時代。紫禁城をつくった永楽帝は家臣の鄭和に命じた…水平線の彼方の国、地の果ての国、世界のすみずみまで…

『映画批評は批評できるか 番外篇』

重政隆文【著】松本工房 【bk1/amazon.co.jp】 専門家の映画批評がいつも面白いわけではない。局外者の映画批評がいつも退屈なわけではない。面白い映画批評は誰が書こうとも面白いのだ。映画館主義者による映画書批評第3弾。専門家から局外者まで…60余名…

染物

むむん。たまねぎ(の皮)染めをしたいのだけど、玉ねぎはあっても、あまり食べたい気分じゃないんだよなあ。今日、とりあえずスジ肉買って、ポトフにするか。セロリもあるし、給料日だし。 でも、染めるに一玉じゃ足りないだろうから、飴色玉ねぎ大量生産でも…

『東京ブックストア&ブックカフェ案内』

散歩の達人ブックス大人の自由時間 交通新聞社 【bk1/amazon.co.jp】 タイポグラフィも美しい美術書、情熱の伝わる文学全集に、離島で生まれたミニコミ誌。「本」という形態の、驚くべき多様さに、書店に行けば出会うことができる。専門書店、街の本屋にブッ…

『たったひとつの贈りもの―わたしの切り絵のつくりかた』

児玉清【著】朝日出版社 【bk1/amazon.co.jp】 いつでもできる!だれでもできる!あくまで即興。気分が大事。用意するのは、グラビア雑誌とハサミとのりだけ。自由に切り抜いて台紙に貼っていこう。児玉清が考案した、目からウロコの切り絵教室。子どもとい…

朝から気持ち悪い〜。二日酔い!? でも、梅酒ロック1杯しか飲んでないし……。でも、今日中にやらねばならんしごとがぁぁああ。 今日は誕生日なんだから、きっといいことがあるに違いないと思いつつ家に帰るのだ。……(i人i)。