『1421―中国が新大陸を発見した年』

メンジーズ,ギャヴィン【著】松本剛史【訳】ソニー・マガジンズ
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1421…世界の海でなにがあったのか。15世紀、中国の明の時代。紫禁城をつくった永楽帝は家臣の鄭和に命じた…水平線の彼方の国、地の果ての国、世界のすみずみまで調査せよ!勅命を受けた鄭和は、1421年宝船といわれる巨大なジャンク船団を率い、世界をめざして航海に出た。大航海時代以前のヨーロッパの古地図に描かれていた、新大陸の一部としか思えない島々…なぜ1492年以前の地図にアメリカが描かれていたのか?世界各地に残された膨大な手がかりや「証拠」をもとに、600年の時を遡り、鄭和コロンブスよりも70年前に新大陸を発見し世界一周をしていた真実が明かされる。従来の通説をくつがえし、歴史をもぬりかえる衝撃のノンフィクション。
プロローグ 古地図に浮かぶ謎の島々/この航海の達人は何者なのか?;第1部 中華帝国の野望;第2部 導きの星;第3部 海峡を越えて南極へ―洪宝の航海;第4部 南十字星の下で―周満の航海;第5部 さらに北へ、さらに西へ―周鼎の航海;第6部 経度の測定―楊慶の航海;第7部 中国の航跡をたどって―ポルトガル大航海時代;エピローグ 鄭和の遺産