2006-07-25から1日間の記事一覧

『死体闇取引―暗躍するボディーブローカーたち』

アニー・チェイニー【著】;中谷和男【訳】早川書房 死後まもない遺体の臓器が移植に用いられたり、医学部での実習用に献体が募られたりというのはよく聞く話だが、死体にはその他にも多くの用途がある。医療機器メーカーが医者を対象に新製品の実演販売をし…

『イリアム』

海外SFノヴェルズ ダン・シモンズ【著】;酒井昭伸【訳】早川書房 はるか数千年もの未来、地球化された火星のオリュンポス山のふもとに住む学者ホッケンベリーは、イリアムの平原でギリシア神話の神々や英雄たちがホメーロスの『イーリアス』さながらに戦…

『国家としての宇宙戦略論』

河井克行;五代富文;田中俊二;志方俊之;稗田浩雄;中須賀真一;青木節子【著】誠文堂新光社 宇宙開発に夢と憧れを抱く国会議員連盟「Dynamic Future Dream研究会(DFD研究会)」、勉強会「国家戦略としての日本の宇宙開発を考える会…

『訴えてやる!大賞―本当にあった仰天裁判73』

ハヤカワ文庫NF ランディ・カッシンガム【著】;鬼澤忍【訳】早川書房 http://www.stellaawards.com/ それは自分のせいだろっ!とつっこみたくなる米国のクレイジーな民事訴訟を表彰します。ステラばあさんが自分の不注意でマクドナルドの熱いコーヒーを膝…

『動物に愛はあるか〈2〉ツバメの救急移送、七面鳥の安楽死』

ハヤカワ文庫NF―ライフ・イズ・ワンダフル・シリーズ モーリス・バートン【著】;垂水雄二【訳】早川書房 「うちの猫はしゃべる」というのは飼い主の欲目と決まっているが、なかには、どう見ても知的に他を「思いやった」結果としか思えない行動の例が、新…