『食の冷凍・解凍保存事典―285のレシピつき』

zabon2004-04-07

堀江ひろ子【著】ブックマン社
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一家に一冊、台所の常備本。冷凍・解凍・保存の知恵を満載!食品の無駄を防いで家計も大助かり。肉・魚・野菜だけでなくハム、きのこ、おからも冷凍、ハンバーグ、カレー、シュウマイもアレンジ、さっと解凍、調理してすぐ食べる方法の集大成。
冷凍冷蔵庫のしくみを知って正しく使おう;1 素材をそのまま冷凍(肉・肉加工品;魚介類;穀類;野菜・いも・きのこ;豆・豆加工品;フルーツ);2 料理を冷凍してアレンジ;3 冷凍食品を使いこなす;意外な、楽しい冷凍方法

『ロシア漂流民・ソウザとゴンザの謎―サンクトペテルブルグの幻影』

瀬藤祝【著】新読書社
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18世紀ロシア・ロマノフ王朝爛熟期、露和辞典を編纂した二人の日本人がいた。その名はソウザとゴンザ。ロシアに残るふたつの首像。膨大な資料から人物像を生き生きと描き出す、実証・映像小説。
瀬藤祝:昭和5年4月3日、東京生まれ。喜多流能楽師、瀬藤和太郎の長男。山口県下関市にて育つ。劇団前進座文芸演出部に入座。『箱根風雲録』(山本薩夫監督)で映画に転進、戦後第1期独立プロ運動に参加。東映教育映画部で監督、児童映画を演出、文部大臣賞等受賞作品多数。昭和53年、グループ風土舎設立。『小さな家族』文部大臣賞、ベルリン国際映画祭で特別招待上映。『風の子供のように』(劇映画)は厚生大臣賞、テサロニキ、インド、カイロ映画祭招待上映。最近の3本の劇映画はすべて地方からの発信映画。『微笑みを抱きしめて』は文化庁平成8年度優秀映画作品賞。アニメ『魔女の宅急便』の企画者として知られる

東京創元社文庫復刊フェア2004

http://www.fukkan.com/group/?no=808
【発売】東京創元社
【判型】文庫版
【発送時期】6月中旬
【備考】東京創元社文庫復刊フェア2004対象書籍

「カシノ殺人事件」S・S・ヴァン・ダイン (税込672円)
鎧なき騎士ジェームズ・ヒルトン (税込840円)
「名探偵群像」シオドア・マシスン (税込672円)
「プリンス・ザレスキーの事件簿」M・P・シール (税込777円)
象牙の塔の殺人」アイザック・アシモフ (税込672円)
「重力への挑戦」ハル・クレメント (税込756円)

『少年トレチア』

津原泰水講談社 2002.1.30 422p 19cm(B6) \2,000(税別)
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欲望と邪意を見つめる熱く暗い傑作。都市のまどろみは怪物を育む。みんなが云う。悪いのはトレチア。殺したのはトレチア。
 小雪も読んでいるという『少年トレチア』。……もともと暴力描写が得意な方じゃなかったけど、ここ数年でどんどん許容量が少なくなっていく気がする。昼休みに読み始めて、するする読めるのに、62ページ目でギブアップ。怖いの痛いの気持ち悪いの苦手……。

『二十世紀イリュストレ大全〈1〉ロマンティックドリーム―少女まんがのルーツをもとめて』

荒俣宏編;長崎出版
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フランス二十世紀前半のロマンティックな挿絵は、それまでどの国にもなかった斬新で愛らしい女性像を描いている。描かれた女性たちのライフスタイルとファッションは挿絵を通じてアメリカのハリウッド映画やミュージックホールのレヴューに影響し、さらに大正期の日本にも伝わって、竹久夢二らの抒情画や宝塚少女歌劇団に受容された。太平洋戦争後、そこからまた現代少女まんがの自由で豪華な乙女イメージが日本に誕生した。本書は、まさに日本少女まんがのルーツともいうべきフランス・ガール・アートを集大成した、日本で最初のイラストレーション大全である。
マリオラボチェッタの世界;ガーダヴェーナ:両性具有の魔力;幻想とエロティシズムの画家ジョルジュバルビエ;お転婆パリジエンヌを愛したレオネック;エルアールの代表作『エプタメロン』;シュザンヌムニエも女流の閨房画家;デザイン感覚に優れたロランジ;イタリアの伊達男、ブルネレスキのアート;神話世界を現代に:キューン=レニエ;ピンナップの発明者キルヒナー

『マンガからはいる法学入門』

矢野達雄【著】新日本出版社
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ブラックジャック」では安楽死問題から刑法を、「ナニワ金融道」では借金の連帯保証の実相から民法を、「沈黙の艦隊」の展開からは憲法を――すぐれた作品が切り取った社会の現実に照らし、法律の働きを知る。ほかに少年法、商法、社会保障法法社会学など重要な法学分野をとりあげ、法とは何かも考える。
はじめに―本書のねらいと内容;手塚治虫鉄腕アトム』―基本的人権憲法);手塚治虫ブラック・ジャック』―安楽死と嘱託殺人(刑法);青木雄二ナニワ金融道』―民法の世界(民法債権法);毛利甚八作・魚戸おさむ画『家栽の人』―離婚事件(民法家族法);毛利甚八作・魚戸おさむ画『家裁の人』―少年事件(少年法、刑法);高田靖彦『ざこ検マル潮』―検察官(法社会学);中嶋博之作・カワラニサイ画『ホカベン』―弁護士、ドメスティック・バイオレンス法社会学法女性学);周良貨作・能田茂画『監査役野崎修平』―銀行の組織(商法);関川夏央作・谷口ジロー画『「坊っちゃん」の時代』―舞姫事件と大逆事件(日本法史学);かわぐちかいじ沈黙の艦隊』―憲法第九条と自衛隊憲法);山本おさむ『どんぐりの家』―障害者の福祉(社会保障法);手塚治虫『ネオ・ファウスト』―生命倫理法哲学);さらに学びたい人のために
 作品紹介、著者紹介に結構ページが割かれていたりして、読み物として面白そう。