2004-08-31から1日間の記事一覧

『日本児童文学を斬る 鼎談/古田足日・鳥越信・神戸光男』

古田 足日著、鳥越 信著、神戸 光男著、国際子どもの本研究センター編 せせらぎ出版 【bk1/amazon.co.jp】 児童文学の不振は文学者だけの責任か? 児童文学のタブーとは? 読書運動にもの申す…。2003年8月開催の、NPO法人・国際こどもの本研究センタ…

『光太郎智恵子』

政宗一成【著】新風舎 【bk1/amazon.co.jp】 壮絶の言霊詩劇完全版シナリオ。政宗一成、池田昌子による言霊「智恵子抄」朗読CD付 荒涼たる帰宅;或る筆記通話(群れ語り);根付の国(外国語および声明);ぼろぼろな駝鳥;のつぽの奴は黙つてゐる(群れ語…

『大独身』

清水ちなみ【監修】扶桑社 【bk1/amazon.co.jp】 「30歳以上・未婚・子なし」で「負け犬」呼ばわりされ、ただでさえ肩身が狭い思いをしていたのに…。「30歳以上の独身女性の4人に1人は処女である」。清水ちなみが主宰する「OL委員会」の独身女性13…

『我々はいかに「石」にかじりついてきたか―日本フリークライミング小史』

菊地敏之【著】東京新聞出版局 【bk1/amazon.co.jp】 人気の新スポーツ「フリークライミング」の始まりから現在まで。達人が贈る“初の”日本フリークライミング小史。 1 フリークライミング事始め(ごく自然発生的なフリークライミングの始まりと、そのナレ…

『マヌサーリー』

ミンテインカ【著】;高橋ゆり【訳】てらいんく 【bk1/amazon.co.jp】 1950年代とおぼしきミャンマー。骨董屋を営む50代の独身男が、インドに幽閉されたビルマ王朝最後の王、ティーボー王が作らせた名品、金銅合金の小壺を苦心の末に手に入れる。しか…

『2/3の不在』

クラウス,ニコール【著】;坂本憲一【訳】アーティストハウスパブリッシャーズ;角川書店〔発売〕 【bk1/amazon.co.jp】 ひとりの男が、ラスヴェガス郊外のネヴァダ砂漠で発見される。所持していたカードから、男はサムソン・グリーン、36歳、コロンビア…

『少女文学―18世紀の道徳的・教訓的読物から19世紀における「小娘文学」の成立まで』

グレンツ,ダグマル【著】〈Grenz,Dagmar〉;中村元保;渡辺洋子【訳】同学社 【bk1/amazon.co.jp】 第1部 少女文学成立時の社会史的・思想史的背景(十八世紀末における家族構造と男女役割の変容;ルソーとフンボルトにおける男女役割の両極性…

『オランダ・ベルギーの図書館―独自の全国ネットワーク・システムを訪ねて』

西川馨【編】教育史料出版会 【bk1/amazon.co.jp】 本書は、2003年9月にオランダ・ベルギーの図書館を見学に訪れた報告書である。日本で今問題になっている公貸権については、オランダ・ベルギーでも同じように悩みの種のようである。その他にも、日本…