『サムライ異文化交渉史』

御手洗昭治【著】ゆまに書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4843322997/zabon-22/
鎖国日本をめぐる欧米各国の“異文化交渉戦略”を交渉学の視点から見る。“サムライ”に対し米・露はどんな戦略で臨んだか?日本に近づいた英、仏船の思惑は?“北のシルクロード”山丹交易とは何か?北米にあった「露米会社」とは?ペリーの食卓外交とはどんなものだったか?双方の交渉者の人物像まで考察。現代にも通じる知恵を歴史から学ぶ。
序章 異文化交渉の視点から歴史を見る;第1章 異文化戦略交渉の諸類型および互恵型戦略交渉の達人ケンペル;第2章 北太平洋と山丹交易の諸民族関係史;第3章 レディ・ワシントン号の出発から対日交渉―ペリー以前の日米交渉;第4章 フランスとイギリスの対日接近;第5章 ロシアの「露米会社」と日露関係;第6章 ペリー初来航は沖縄―大琉球との交渉;第7章 幕末の食卓外交―ペリーの異文化戦略コミュニケーション;第8章 ペリーと箱館―米・露・中・琉・日と羅森;第9章 ハリスとの日米通商条約交渉の謎
御手洗昭治:1949年兵庫県生まれ。1972年札幌大学国語学部英語学科、米国ポートランド大卒(異文化コミュニケーション修士)。1981年オレゴン州立大学院博士課程卒(Ph.D.取得)。両大学にて講師歴任。1992年〜93年ハーバード大学に文部省研究プロジェクト客員研究員。ハーバード法律大学院にて交渉学上級講座とミディエーション講座修了。札幌大学教授、日本交渉学会副会長。文部科学省メディア教育開発センター客員教授も務める。その他、北海道日米協会理事、北海道青少年科学文化財団理事、伊藤組100年記念基金評議員として社会活動にも従事する