『アニメーション日中交流記―持永只仁自伝』

持永只仁【著】東方書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4497206068/zabon-22/
中国にアニメーションの礎を築いた日本人がいた―。戦時下の日本で過酷な条件の下、漫画映画を製作、日中戦争後の中国東北地方で美術片製作の基礎を築き、帰国後は人形アニメーションの分野を開拓。日本と中国で、アニメーション発展に寄与し、多くの後進を育成した作家・持永只仁がその生涯を語る。
第1章 おいたち;第2章 アニメーションの世界へ;第3章 満映へ、そして終戦;第4章 中国アニメーションの息吹き;第5章 帰国;第6章 新時代の中国アニメーション育成のために;持永只仁先生の思い出(川本喜八郎);人形アニメの恩人―日本アニメ史の中で(おかだえみこ);忘れがたい方明同志(盛特偉・張松林);「東北電影製片廠」最初の日―持永只仁先生を忍ぶ(段孝萱)
持永只仁:1919年3月3日、東京市神田錦町生まれ。1936年4月、東京・日本美術学校図案応用科入学。1938年3月卒業後、東亜医科学研究所、東京女子美術工芸学校、東京宝塚劇場舞台課等で働く。1939年12月15日、芸術映画社入社(漫画映画班)。中国に渡り、以後、中国のアニメーション技術発展に力を注ぐ。1999年4月1日、死去