『大統領の最後の恋』

新潮クレスト・ブックス クルコフ,アンドレイ【著】;前田和泉【訳】新潮社
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セルゲイ・ブーニンは孤独だった。22歳で結婚に破れて以来、どの恋にも空しさと悲哀がつきまとう。ソ連崩壊後、政治の世界に足を踏み入れ、遂に大統領にまで昇りつめたが、真の愛は手に入らない。だが、政敵との闘いの日々、移植手術を受けた彼の心臓の「持ち主」と名のる謎の女性が現れると、運命は過去と交錯し、大きく動き始める。
クルコフ,アンドレイ:ウクライナのロシア語作家。1961年レニングラード(現サンクトペテルブルク)に生まれ、3歳のとき家族でキエフに移る。キエフ外国語大学卒業。出版社勤務、オデッサでの兵役を経て、小説、シナリオ、児童書を書いていたが、長らく日の目を見なかった。クルコフの名を一躍有名にしたのは、1996年に発表した『ペンギンの憂鬱』である。約20カ国語に翻訳され、国際的なベストセラーとなった。キエフ在住