『漂流爆弾』

zabon2006-02-27

ハヤカワ文庫NV キャラナン,リーアム【著】;中原裕子【訳】早川書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150411085/zabon-22/
第二次大戦末期、不発弾処理の訓練を受けた18歳のベルク三等軍曹は、アラスカへ派遣された。そこで彼は、酷薄な上官のガーリイ大尉から任務を告げられる。日本軍が放った風船爆弾を発見して安全処理し、同時に日本軍のスパイを探し出せというのだ。謎めいた女性リリーに強く惹かれつつ、彼は困難な任務に挑む。だが、やがて思わぬ運命が!極寒の大自然を舞台に、意外性に満ちた展開で奥深い人間ドラマを描く戦争小説。
キャラナン,リーアム:イェール大学を卒業し、ジョージタウン大学で文学の修士号を、ジョージメイスン大学で創作の修士号を取得。カリフォルニアで育ち、現在はミルウォーキーに住んでいる。執筆活動のかたわらウィスコンシンミルウォーキー大学で文学を教え、ラジオで自作のエッセイを朗読し、『ニューヨーク・タイムズ』や『ワシントン・ポスト』に寄稿もしている。『漂流爆弾』は2004年に発表した長篇第一作で、アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀新人賞にノミネートされた

漂流爆弾
posted with amazlet on 06.02.27
リーアム・キャラナン 中原 裕子
早川書房 (2006/02)