『ホウキとヤルキ―掃除にドラマあり』

山本健治【著】三五館
bk1/amazon.co.jp
「掃除なんて簡単だ。二つの『キ』さえあればできる。『ホウキ』と『ヤルキ』だ」こう私に言った男がいる。なるほど、そのとおりである。だが、「ホウキ」は金さえ出せば手にすることはできるが、「ヤルキ」は金を積んでも出てこないんだぞ。掃除とは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」=「5S」。なぜキミは「掃除」をしてるの?そんな考えで平気なの?宝の山にホウキで飛びこめ。
本気でやる人は黙って今日から始める―プロローグ;第1章 「5S」を再確認する;第2章 掃除を嗤えば、事故に泣く;第3章 ホウキとヤルキ;第4章 求道の心も掃除から;第5章 掃除は経営の漢方薬;第6章 教育に火が灯る
山本健治:文筆家・ニュースコメンテーター(朝日放送関西テレビラジオ大阪)。1943年大阪府生まれ。66年立命館大学を卒業し、会社づとめののち高槻市会議員、大阪府会議員を経験した。草の根市民派の先駆け的存在で、調査にもとづく告発・追及でうるさがられた。執筆活動に入ってからも生来の社会を見る眼の精巧さはゆるぎがない。毎朝事務所近くの駅前広場周辺の掃除に精を出し十年余、やりだしたら引かない実践家だ