『9・11 生死を分けた102分―崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言』

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ドワイヤー,ジム;フリン,ケヴィン【著】;三川基好【訳】文芸春秋
人間が落ちていく。1機目が激突してからツインタワーが崩壊するまでの102分。126人の死者を含む、ビル内にいた352人の証言でいま初めて明かされる、大災害真っただ中の超高層ビル内で起きた混乱と助け合い、悲劇と幸運、そして生と死の分かれ道。
プロローグ―北タワー 午前8時30分 一万四千百五十四の人生;爆弾だ!逃げろ!―北タワー午前8時46分 一機目激突;今日のトップニュースだ―南タワー 午前8時47分 ばらばらな行動;ママ、おしゃべりしたくて電話したんじゃないんだよ―北タワー 午前8時48分 避難開始;上の階との連絡手段が確保できていません―北タワー 午前8時50分 通じない無線;ここにいたほうがいいんだろうか、それとも避難するべき?―南タワー 午前8時55分 全員退去命令;ドアから離れろ!―北タワー 午前9時1分 民間人の脱出劇その一;事情が許すなら、あわてずに順に避難を始めてください―南タワー 午前9時2分 二機目激突;こっちには行けないよ―南タワー 午前9時4分 明暗分けた非常階段;屋上に出るドアに鍵がかかっている―北タワー 午前9時5分 無力なヘリコプター;わしはまだまだ元気いっぱいだ―北タワー 午前9時15分 民間人の脱出劇その二;ぼくは友だちのそばにいることにするよ―南タワー 午前9時22分 南タワー崩壊;すぐに降りていくよ 北タワー 午前9時59分 タイタニック号的心理状態;わからないのか、この建物は今にも崩れるんだぞ―北タワー 午前10時20分 北タワー崩壊;エピローグ―グラウンド・ゼロ 午前11時 ありのままの事実
ジム・ドワイヤー:ニューヨーク市生まれ。「ニューヨーク・タイムズ」のベテラン記者
ケヴィン・フリン:ニューヨーク市生まれ。「ニューヨーク・タイムズ」特集班編集者。2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件では警察担当チーフとして活躍した
三川基好:1950年、東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業。早稲田大学文学部教授。英米文学翻訳家
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