『1つの爆弾 10の人生』

マウリチ,ステファニア【著】;沢田昭二【監訳】;高田愛【訳】新日本出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4406050213/zabon-22/
本書は、イタリアの科学ジャーナリストが、核兵器開発に協力した物理学者9人と広島原爆の被爆者である監訳者をインタビューして、核兵器開発にかかわる謎と科学者としての生き様、現在も抱いている本音を引出そうとして書かれたものです。
第1部 原爆の歴史のあらまし;第2部 10の人生(最後の証言者:カール・フリードリヒ・フォン・ワイツゼッカーヒトラーの原爆;物理学の長老と製図の謎:ハンス・ヘーテ;機密を知った人:ジョゼフ・ロートブラット卿と瓶の中の魔人;目撃体験の完結:フィリップ・モリソン―まともな人間;サム・コーエン:いかにして心配するのをやめ爆弾を愛するようになったのか;被爆者:沢田昭二;ホール夫妻:厳しい選択と本当の人生;偉大な物理学者たち、大いなる策略:ロアルド・サグデーエフと母国ロシア;無垢の時代:リチャード・ガーウィンと「スーパー」を消す魔法の杖;自分だけの研究室:エレン・ウィーバー
マウリチ,ステファニア:イタリアの大学で数学を学び、インペリアルカレッジロンドンでジャーナリズムの修士号。現在イタリアの新聞、雑誌、ラジオなどで科学ジャーナリストとして活動。2003年、イタリアの若手科学ジャーナリストのためのArmenise‐Harvardフェローシップを受ける。『Una bomba,dieci storie』で2005年Citta di Cecina賞受賞
沢田昭二:1931年広島市に生まれる。現在、名古屋大学名誉教授。原水爆禁止日本協議会代表理事
高田愛:宮城県生まれ。1996年東京外国語大学卒業。元原水爆禁止日本協議会事務局国際部。現在、フリーの翻訳、通訳者

1つの爆弾10の人生
1つの爆弾10の人生
posted with amazlet on 07.02.21
ステファニア マウリチ
新日本出版社