『子どもの本と“食”―物語の新しい食べ方』

川端有子;西村醇子【編】(町田)玉川大学出版部
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4472403404/zabon-22/
ピーターラビットぐりとぐら、砂の妖精、小公女、秘密の花園ル=グウィン、モーパーゴ、ベジタリアンのドラゴン、そして卵の味は?児童文学を“食”で斬る!物語の本質に迫る画期的論稿。
はじめに “食”と子どもの本のおいしい/危険な関係;1 絵本と幼年文学を食べる(「お皿洗いを手伝っていただける?」―絵本に描かれた“食”;みんなで食べると楽しいね―幼年文学と“食”の関係 ほか);2 古典をもう一度味わう(『砂の妖精』における“食”の役割―ファンタジーと現実のはざま;空腹の少女たち、満腹の子どもたち―『小公女』と『秘密の花園』における“食”の意味 ほか);3 児童文学の新しい調理法(魔法使いの食卓と大地に根ざすモモの木―“食”から読む“アースシー”シリーズ;コンデンスミルクの魔法の力―M.モーパーゴの物語技法としての“食” ほか);おわりに 新たな始まりへ