『決定版 賢者の禁煙―読んで、書いてやめられる禁煙ワークブック』
中村正和；大島明【編著】法研
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/487954633X/zabon-22/
喫煙の本質は「脳の病気」です。病名はニコチン依存症といい、世界的に用いられている疾病分類では「精神・行動障害」と分類されています。この病気は慢性の経過をたどり、徐々に重症化し、治りにくくなるとともに、肺がんをはじめとする喫煙が関係する病気を引き起こします。本書の第１章と第２章では、禁煙を決意するためのお手伝いをします。禁煙を決意するためには、禁煙をすることが自分にとって大切だという気持ち（重要性）と、禁煙できるぞという気持ち（自信）を高めることが大切です。ここでは、タバコの知られざる正体について学び、重要性を高める一方、禁煙成功者の事例分析などを通して、自信を高めるポイントについて学びます。第３章から第５章では、禁煙を実行し、継続するためのお手伝いをします。まず、自分に合った禁煙方法を選択するためのオリエンテーションを行い、次に、禁煙の過程を準備、実行、継続の３段階に分け、それぞれの段階に役立つ具体的なノウハウを「３つのカギ」として解説しています。そして最終章である第６章では、健康保険による禁煙治療の流れや内容などについて具体的なイメージがわかるよう解説しています。
第１章 タバコの正体を知ろう；第２章 自信をもって禁煙に取り組むために；第３章 禁煙にチャレンジしよう；第４章 禁煙を実行しよう；第５章 禁煙を続けよう；第６章 健康保険で禁煙治療を受けるには？；巻末付録
中村正和：大阪府立健康科学センター健康生活推進部長。１９５４年生まれ。１９８０年自治医科大学卒業。同年大阪府に就職し、大阪府立病院および大阪府立成人病センターで臨床および疫学を研修。１９８４年大阪府門真保健所保健予防課長、１９８７年（財）大阪がん予防検診センター調査課長、１９８９年同調査部長を経て、２００１年より現職
大島明：大阪府立成人病センター調査部長。１９４２年生まれ。１９６６年大阪大学医学部卒業。１９６７年大阪府立成人病センター調査部に就職。１９８０年大阪府衛生部保健予防課主幹兼成人病係長、１９８３年大阪府立成人病センター研究所第１０部室長、１９８７年（財）大阪がん予防検診センター調査部長兼検診第１部長を経て、１９９６年より現職
