『コミック 文体練習』

マット・マドン【著】;大久保譲【訳】国書刊行会
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4336048002/zabon-22/
同じ内容の1つの物語を99パターンのコミックで描く―“ヴィレッジ・ヴォイス”誌「2005年の25冊」に選定された話題作、待望の日本語版がついて登場。ごく日常的な些細な1エピソードを99通りの文体で書いた、レーモン・クノーの究極の言語遊戯本『文体練習』にインスパイアされたコミック版『文体練習』。視点の変化、形式の再構成、視覚的/言語的なパロディ、パスティーシュ(タンタン風、アメコミ風など)…あらゆる語り口を駆使して驚くほどの多彩な世界が展開する読んで愉しい実験作であると同時に、小説家・マンガ家・映画監督・脚本家・グラフィックデザイナー・アニメーターなどクリエイターを目指す人々にとって、創作のヒントが満載の1冊。
ひな型;独白;主観;階上にて;冷蔵庫の視点;覗くひと;サウンドエフェクト;視覚効果;在庫一覧;マンガ入門〔ほか〕
マット・マドン:1990年代初めに、自費出版ミニコミック作家として出発。初のグラフィックノベルは1998年刊の『ブラック・キャンディー』(ブラック・アイ・ブックス刊)、2001年には『オッズ・オフ』(ハイウォーター・ブックス刊)を上梓した。現在は作家・マンガ家である妻ジェシカ・エイベルとともにブルックリンに住む。コミックとイラストの両分野で活躍し、それぞれについてヴィジュアル・アーツ学校とイエール大学で教鞭をとる
大久保譲:1969年生まれ。著書に『知の教科書 批評理論』(共著、講談社)など

コミック文体練習
コミック文体練習
posted with amazlet on 06.09.29
マット・マドン 大久保 譲
国書刊行会 (2006/09)