『映画『太陽』オフィシャルブック』

アレクサンドル・ソクーロフ【ほか著】太田出版
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4778310284/zabon-22/
終戦前後の昭和天皇の葛藤を赤裸々に描いたロシア映画『太陽』。世界各国で絶賛されながら日本公開が危ぶまれた、この作品の全貌がついに明らかに!アレクサンドル・ソクーロフ監督へのロング・インタヴュー、初公開のシノプシスに加え、識者たちが読み解く『太陽』、そして昭和天皇―。
映画『太陽』シノプシス;映画『太陽』をめぐって―;解説 歴史のラディカルな「個的還元」に向けて 対話の後に―;ソクーロフの最新作『太陽』のこと;『太陽』にいたるまで;ヒロヒトが感覚している;太陽とマンガっち;無垢な子供としての天皇ソクーロフの視点;『太陽』をどう観るか;映画における天皇の表象;映画・テレビドラマに登場した主な皇族とその配役;『太陽』と日本のあいだ―映画におけるインターナショナルな倫理;偶像破壊的ヒューマニズムと歴史表象における「もう一つの生」;神話生成、「メタヒストリー」、そしてソクーロフの『太陽』;なぜ日本人には『太陽』が撮れないのか;昭和天皇はこう撮れ!;ゲームの継続;ソクーロフの“リアル”;機械仕掛けの『太陽』;水面に、ひとつの小さな輝き;希求したのはくれない太陽だった;『太陽』のここがおかしい!;「あ、そう」の力;鋏を以って煙を切れるか;昭和天皇とその時代
アレクサンドル・ソクーロフ:1951年、イルクーツク生まれ。ゴーリキー大学卒業後、モスクワ国立映画学校で学ぶ。1986年のペレストロイカまで、彼のすべての作品はことごとく公開禁止処分を受けていた。90年代以降、世界中でその評価が高まっている