『日本神話とアンパンマン』

山田永【著】集英社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087203522/zabon-22/
七一二年に成立した我が国最古の書物『古事記』をはじめとした日本の神話的世界と、『それいけ!アンパンマン』のアンパンマンワールドに何の関係があるのか?不思議に思われる方はぜひしばらく本書とお付き合いください。本書は『それいけ!アンパンマン』という作品の神話的研究を目的にしたものです。このことはまた逆に、日本の神話を、誰もが知っているアンパンマンワールドで説明しようというものでもあります。アマテラスやスサノヲといった神々の物語と、アンパンマンばいきんまんドキンちゃんたちの楽しい物語とが奏でる「ファンタジー交響曲」を楽しんでください。
09 前口上;第1話 『古事記』神話と『それいけ!アンパンマン』の登場人物;第2話 『古事記』と『それいけ!アンパンマン』の世界観;第3話 ばいきんまんドキンちゃんとヒメヒコ制;第4話 スサノヲとホラーマン;第5話 旅人たちの目指すもの;最終回 あとがきにかえて
山田永:1957年、愛知県生まれ。明治大学大学院博士後期課程退学(四年間在学)。2001年、博士(文学)専攻は古代日本文学。『古事記』の研究を続けながら、近年は、『古事記』を中心とした古典文学を、広く一般の読者層に紹介する仕事をしている