『「はだしのゲン」がいた風景―マンガ・戦争・記憶』

吉村和真福間良明【編著】(松戸)梓出版社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4872622219/zabon-22/
はだしのゲン」は、いかに記憶されてきたのか?メディア史・マンガ研究・社会学・教育学を横断する、画期的な文化研究。
第1章 「原爆マンガ」のメディア史;第2章 マンガ史における『ゲン』のポジション;第3章 物語の欲望に抗して―ポピュラーカルチャーにおける「成長」を中心に;第4章 マンガを「言葉」で読む―計量的分析の試み;第5章 「はだしのゲン」の民俗誌―学校をめぐるマンガ体験の諸相;第6章 「境界」で出会った「他者」―学校にとっての『はだしのゲン』;第7章 読まれえない「体験」・越境できない「記憶」―韓国における『はだしのゲン』の受容をめぐって;第8章 『はだしのゲン』のインパクト―マンガの残酷描写をめぐる表現史的一考察;コラム『はだしのゲン』を読み解く視点―被害と加害のプロブレマティー
吉村和真:1971年、福岡県生まれ。立命館大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、京都精華大学マンガ学部助教授。専攻、思想史、まんが研究
福間良明:1969年、熊本県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。現在、香川大学経済学部助教授。専攻、歴史社会学、メディア史

「はだしのゲン」がいた風景―マンガ・戦争・記憶
吉村 和真 福間 良明
梓出版社 (2006/07)