『犯罪被害の体験をこえて―生きる意味の再発見』

ゼア,ハワード【編著】;西村春夫;細井洋子;高橋則夫【監訳】;西村邦雄【訳】現代人文社;大学図書〔発売〕
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4877983031/zabon-22/
被害者が悲惨な出来事とトラウマについて語るが、そこで終わらない。その経験を乗越えて、新たな人生を築きあげようとした心の旅路を語る。その旅路は、今も終わっていない。犯罪被害者39名のポートレイトと語りを収録。修復的司法の実践と考察のうえで示唆に富む書。
第1部 被害者の物語と想い(はしご段がみんな外されているんです。;本当に長い間、誰も私の言うことを信じてくれませんでした。;私は、私がその決定をしたという事実を抱えて生きて行かねばならない。;私たちは、私たち自身の悲しみの責任を処理しなければならないだけでなく、コミュニティの悲しみも何とかしなければならなかった。;私の残りの人生を生きる行程表はどうなったのでしょうか。 ほか);第2部 バーマひげそりクリームの看板を求めて―被害(者)化と、司法の責務
ゼア,ハワード:モアハウス大学、シカゴ大学、ラットガース大学に学び、現在、米国バージニア州にある東部メノナイト大学において修復的司法の教授。米国初の「被害者加害者和解プログラム」設立に関わる。2003年にPrison Fellowship Internationalから第1回修復的司法賞を受けた。修復的司法の先駆者として、米国ばかりでなく世界的にも知られている。また、すぐれた写真家でもある

犯罪被害の体験をこえて―生きる意味の再発見
ハワード・ゼア 西村 春夫 細井 洋子 高橋 則夫 西村 邦雄
現代人文社 (2006/07/21)