『円谷一―ウルトラQと“テレビ映画”の時代』

白石雅彦【著】双葉社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575299073/zabon-22/
テレビドラマは生放送が当たり前だった昭和三十年代、円谷一は全編フィルムの画期的なドラマ「煙の王様」を完成させた。その作品は、日本初の本格的特撮シリーズ「ウルトラQ」の成立背景と大きな関わりがあった。名ディレクターとして、また偉大な経営者として41年の人生を駆け抜けた男の、知られざる生涯。
第1部 テレビドラマの時代1955〜1962(誕生・戦争・戦後;貧窮の中の少年時代;兄・円谷一 ほか);第2部 TBS映画部とウルトラシリーズ1963〜1968(テレビから映画が消える!?;映画の代役、テレビ映画;テレビ映画制作会社の状況 ほか);第3部 円谷プロ再建―早すぎる晩年1969〜1973(闇の中で―『孤独のメス』の頃;金城哲夫との別れ;円谷英二の死 ほか)
白石雅彦:1961年秋田県生まれ。いくつかの職業を経て劇場映画の制作現場へ。特殊技術スタッフとして「ゴジラVSビオランテ」以降の“平成ゴジラシリーズ”や「ヤマトタケル」などに参加。その後演出、脚本、著述も手がける。監督作に「愛欲の宇宙戦争」、ほか各種イベント映像など多数。日本放送作家協会員、日本脚本家連盟