『カフカの友と20の物語』

zabon2006-06-12

アイザック・B.シンガー【著】;村川武彦【訳】彩流社
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ポーランドからニューヨークへ移住し、ユダヤ人の文化伝統に深く根を下ろし普遍的な人間条件を生命感あふれる筆法で表現したノーベル文学賞作家の短編集。
カフカの友;ある冬の夜の客;鍵;ベーベル博士;ストーブを囲んで聞いた話;カフェテリア;教師;鳩;煙突掃除夫;謎;アルテレ;冗談;めかしや屋;シュロイメレ;植民地;涜神者;賭け;息子;宿命:神秘的な力;そこに何かがいる
アイザック・B.シンガー:1904年、ポーランド生まれ。20年、ラビの父の影響でワルシャワ・ラビ養成神学校で教育を受ける。25年、文芸コンクールで一等を獲得、イディッシュ語作家としての経歴が始まる。35年、アメリカへ移住、ニューヨークに定住し、43年帰化。45年、イディッシュ語新聞に大長編『ムシュカット家』の連載を始める。以後、長編、短編、童話、自伝的回想録などを発表し続ける。短編「ばかものギンペル」がソール・ベローによって英訳された頃から名声が高まり、1978年にはノーベル文学賞を受賞。1991年没
村川武彦:1929年、山形県生まれ。東北大学経済学部卒業。翻訳家

カフカの友と20の物語
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アイザック B.シンガー 村川 武彦
彩流社 (2006/06)