『煙に巻かれて』

zabon2006-05-26

G.カブレラ=インファンテ【著】;若島正【訳】青土社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791762754/zabon-22/
葉巻は香りになり、煙になり、神話になり、記憶になり、最後には灰になる。燃え尽きてふたたび伝説となってよみがえる不死鳥だ。Holy Smoke!世界中の愛煙家に絶賛された、葉巻と喫煙をめぐる文芸エッセイの最高峰。
煙に巻かれて;幽煙文學選
G.カブレラ=インファンテ:1929年4月22日、キューバに生まれる。1960年、ハバナの民衆と革命の動乱を描いた短篇集『平和のときも戦いのときも』でデビュー。63年には第一映画評論集『二〇世紀の仕事』を刊行。65年、カストロ政府との確執でキューバを離れ、英国に亡命。以降ロンドンに暮らし、スペイン語と英語の両方で作家活動を続ける。67年に傑作小説『三頭の寂しい虎』をバルセロナで出版。ハバナの人々の姿を活写したリアリズムの要素に加え、言語遊戯的な文体で書かれた作家の代表作と目され、ビブリオテーカ・ブレーベ賞、さらに97年にはセルバンテス賞を受賞。2005年2月21日、ロンドンの病院で惜しまれつつこの世を去った。享年75歳
若島正:1952年京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。専攻は英米小説研究。主な著書に、『乱視読者の帰還』(みすず書房本格ミステリ大賞)、『乱視読者の英米短篇講義』(研究社、読売文学賞)など

煙に巻かれて
煙に巻かれて
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G.カブレラ・インファンテ 若島 正
青土社 (2006/05)