『グリュフォンの卵』

ハヤカワ文庫SF スワンウィック,マイクル【著】;小川隆【ほか訳】早川書房
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150115583/zabon-22/
世界大戦により地球は壊滅した。生き残ったのは、月にいた人間のみ。しかも月基地は、内部工作員生物兵器テロにより4000人が発病・発狂し、正気をたもっているのは、月面で作業中だった100人たらずの人間だけだった…苛酷な月面での人類の苦闘を描き、ネビュラ賞の候補となった表題作をはじめ、スタージョン記念賞の「世界の縁にて」、1999年から2004年にかけてヒューゴー賞を受賞した名品5篇を含む、全10篇を収録。
ギヌンガガップ;クロウ;犬はワンワンと言った;グリュフォンの卵;世界の縁にて;スロー・ライフ;ウォールデン・スリー;ティラノサウルススケルツォ;死者の声;時の軍勢
スワンウィック,マイクル:1950年ニューヨーク州生まれ。1980年のデビュー後、SFアンソロジーをはじめ幅広いメディアで短篇を発表、その大半が各賞の候補作となった。1989年発表の短篇「世界の縁にて」でスタージョン記念賞を受賞。また、1991年発表の長篇第3作『大潮の道』でネビュラ賞を受賞する。その後もファンタジイからハードSF、ユーモアからシリアスと、SFというジャンルのもつあらゆる可能性を追求する作品を発表し、特に中・短篇での活躍はめざましく、「死者の声」(1999)、「ティラノサウルススケルツォ」(2000)、「犬はワンワンと言った」(2002)、「スロー・ライフ」(2003)、「時の軍勢」(2004)と、ヒューゴー賞をたてつづけに受賞している

グリュフォンの卵
グリュフォンの卵
posted with amazlet on 06.04.26
マイクル・スワンウィック 小川 隆 金子 浩 幹 遥子
早川書房 (2006/04)