『黒薔薇(くろしょうび)』

吉屋信子【著】河出書房新社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309017487/zabon-22/
22歳の春、瀧川章子は地方の町立高等女学校へ教師として赴任する。校長が生徒のMensesの調査を命じたのに一人反抗し、早くも職員室の注意人物になってしまう。そんなとき、授業で出会った美しい樋口和子という生徒にひかれてゆく。同性を愛慕することの恐ろしさと反自然的な感じに脅かされつつ、苦悶する章子…。交流を重ねるなか、二人を襲う悲劇!!大正〜昭和の大流行作家・吉屋信子が生涯に一度だけ主宰した個人雑誌『黒薔薇』。この中から表題作、珠玉の作品をセレクト。可憐でせつない“エスの世界”、乙女たちの憧れと夢、苦悩と孤独。全編、全集未収録作品。
黒薔薇;鉛筆;夏草;若き魂の巣立ち―学窓を出る姉妹にささぐ

黒薔薇
黒薔薇
posted with amazlet on 06.02.17
吉屋 信子
河出書房新社 (2006/02/17)