『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか―遊ぶ生物学への招待』

新潮新書 武村政春【著】新潮社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106101483/zabon-22/
ドラキュラはなぜ日光で灰になってしまうのか。モスラはどうやって呼吸しているのか。人と魚が合体して人魚になる過程、カマイタチの鎌の成分、カオナシが食べた生物の声になるメカニズムとは―。古今東西の「架空生物」の謎を最新生物学で解き明かす。読み進むうちに頭が柔らかくなること間違いなし。仮想と現実、冗談と本気、奇想と学問が大胆に結合した「遊ぶ生物学」。
第1章 遊ぶ解剖学(飛頭蛮―耳はどのように翼として機能するか;ケンタウロス―人間の胴体はどのように馬からつながったか;豆狸―陰嚢はどのように広がったか);第2章 遊ぶ免疫学・遊ぶ発生生物学(ぬえ―キメラはどうして生き残ったか;カオナシ―食べた生物の声をどのようにして出せたか;人魚―ヒトと魚の体はどのように融合したか);第3章 遊ぶ生化学・遊ぶ分子生物学(吸血鬼―太陽の光が当たるとなぜ灰になるか;カマイタチ―前肢の鎌はどのようにして出来たか;皿かぞへ―井戸から出てくる皿はなぜ九枚か);第4章 遊ぶ細胞生物学(ろくろ首―首はどのように伸びたか;オオツキヒカリ―植物はどのように透明になったか;赤えいの魚―魚はどのように巨大化したか;目目連―障子にどうして目が出来たか);第5章 遊ぶ生態学(カワリオアゴウツボ―魚はなぜ泳ぐのをやめたか;モスラ―ガはどのように巨大化したか;蜃―ハマグリはどのように気を吐くか)