『随筆 本が崩れる』

文春新書 草森紳一【著】文藝春秋
bk1/amazon.co.jp

とつぜん、崩れる。地震で崩れる。何万冊もの蔵書が、凶器となって、ふりかかる。これは読書の快楽への罰なのか。崩れた瞬間からはじまる抱腹、超絶、悪夢の本との格闘技。
本が崩れる;素手もグローブ―戦後の野球少年時代;喫煙夜話「この夜に思残すこと無からしめむ」
草森紳一:昭和13(1938)年、北海道生まれ。慶応義塾大学中国文学科卒。雑誌編集者をへて、物書きに。古今東西、硬軟自在、あらゆる分野にわたって書く。著書に『ナンセンスの練習』『江戸のデザイン』(毎日出版文化賞)など