禁煙ファシズム発動(大事な人に押し付ける)

　うちのお父親も、ヘビースモーカーだったけど、煙草をやめてくれて本当に良かった。やめられて、本当に良かった。
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人間誰しも、いずれ死ぬし、その時の苦痛は、どんな死に方であっても、大抵絶えがたいものだと思う。でも、その苦痛の根本にある、原因かもしれないことが、自分自身の行為であったか、それとも天から降ってきた禍や、どうしてなってしまったのかよくわからない病気であるかでは、死に臨むときの気持ち、痛みに対する気持ちが随分違うんじゃないだろうかと想像する。
これまでの人生で自らなしてきたことへの悔いを抱え、この苦痛は罰なのだと思いながら死ぬのは、私は嫌だ。親しい人には、そんな風に死んでもらいたくはない。そして、自分が吐いてきた煙が原因で(100％そうということがあり得ないのと同じぐらい、0％(全く無関係)ということもあり得ない)、こんな風に周りの誰かを殺してしまうかもしれないとしたら。考えたくもない。私はね。
……人に関しては、どうしようもないのかもね、と諦めるよ。「長生きしたくない」とか、「健康がなんぼのもんじゃ」とか言われても、別に覚悟があるとか、命かけてる!ってことじゃなくて、所詮人事、自分は大丈夫だと信じたくて、目を逸らしているだけじゃんねえ。肺を熱と煙と二(一)酸化炭素で燻すことが、身体にいいわけはないのに。