『復刊ドットコム奮戦記―マニアの熱意がつくる新しいネットビジネス』

左田野渉【著】築地書館
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業界のタブーも恐れぬ交渉で、数々の本を甦らせてきたエピソードと、出版界のニッチをビジネスにした血と汗と涙?のストーリー。日経インターネットアワードも受賞し、不況といわれる出版業界のなかで唯一成功したベンチャーの仕掛けとは。
1 復刊ドットコムストーリー(手に入らない本が多すぎる;儲からない試行錯誤から読者が望む復刊へ;ニッチなサイトが成功したわけ);2 熱い復刊リクエストから見えてくる人気本の秘密(人気の本とは?;復刊ブックガイド;子ども時代の夢を果たす「復刻ブーム」);3 復刊にまつわるエピソード(岡田あーみんはなぜ復刊できないのか?;憧れの著者に会いに行く!;時代の波に揺られて復刊された本);4 本好きのためのパラダイスとは?(熱意がビジネスを超える;新しいコミュニケーションを創造する;一〇〇万人の自給自足の読者生活をめざして)
左田野渉:1958年、北九州市生まれ。1981年、東京都立大学法学部卒業後、日本出版販売株式会社(日販)に入社。主に、設備投資関係のプロジェクトに関わる。最大のプロジェクトは、物流拠点「ねりま流通センター」の設立に際し、総監督(プロジェクトリーダー)を務めたこと。1999年、日販の子会社であるブッキングに出向。「復刊ドットコム」は個人的な嗜好にもはまり、夜討ち朝駆けで楽しく仕事している。深夜までメールや掲示板をチェックし、日々、読者のリクエストに応えるべく奮闘中