『遠い女―ラテンアメリカ短篇集』(文学の冒険シリーズ)

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次回読書部(読書会)の課題図書になるっぽい。次はラノベ(ラテンアメリカノベル)かなあということだったんだけど、これはこれで入手しにくい(他のは版元在庫切れなので、これでも入手しやすいほう、なんだけど(´・ω・`))のと、高いのがちょっとあれですが、オープンな読書会ということなので、興味のある方は是非。私は途中まで読んで、パスが面白かったです。マジックリアリズムかどうかはよくわからない。

フリオ・コルタサル;アルフォンソ・レイエス;オクタビオ・パス;カルロス・フェンテス;フリオ・ラモン・リベイロほか著;木村栄一編訳;井上義一;入谷芳孝訳
国書刊行会 1996.10.15 275p 19cm(B6) ¥2,000(本体¥1,942) ISBN
原書名 LA LEJANA:y otros cuentos fant´asticos
凍てつくブダペストの橋の上で、あの女は、わたしを待っている―異様な衝動につき動かされ、見知らぬ町の遠い女を捜しにやって来た美しいアレーナを待ちうけていたものは…コルタサル「遠い女」未知の世界への探検熱に取り憑かれ、狂人たちを引き連れて船出した騎士フォン・クヴァッツの数奇な運命…ムヒカ=ライネス「航海者たち」ポーの正統的な継承者、フリオ・コルタサルの表題作をはじめ、現代ラテンアメリカ文学の多様性をあますところなく伝えるパス、フエンテス、ビオイ=カサーレス、ムヒカ=ライネスらの傑作全11篇を収録。驚倒すべき想像力が紡ぎ出した、きらびやかな悪夢、奔放な空想、黒い哄笑が交錯する短篇集。夕食会(アルフォンソ・レイエス);「流砂」より(オクタビオ・パス);チャック・モール(カルロス・フエンテス);分身(フリオ・ラモン・リベイロ);遠い女(フリオ・コルタサル);乗合バス(フリオ・コルタサル);偏頭痛(フリオ・コルタサル);キルケ(フリオ・コルタサル);天国の門(フリオ・コルタサル);未来の王について(アドルフォ・ビオイ=カサーレス);航海者たち(マヌエル・ムヒカ=ライネス)