『徹底抗戦!文士の森―実録純文学闘争十四年史』

河出書房新社 笙野頼子【著】
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書くことも戦いだ。小さい私から大きく振り返る、それが文学だ。芥川は戦い、高見順は激怒し、平野謙は日和り、恆存は冷笑した、そしてまた始まるはてしない「論争」。批評はどこへ行った。そのとき評論家は何をしていたのか。国家を超え、近代をつき抜けるワン・アンド・オンリー作家の祈りと戦い。
「事件」の紹介と前半の纏めに変えて;ことの発端、「忘れ」られたエッセイ 1990東京新聞;後半の概要と結果;さー前半の復習ですよっ「批評ってどーよ」;こうして告発は攻めに入った;そしてついに、本当の敵が、規制御礼、御大コード下における、柄谷文学史観徹底批判;利権屋の逃亡;フィギュアヲタ必死だな(笑)大塚某のしくみ4 あとだしジャンケン;マンガ界にも通報よっ、この人と語りたいっ!論争関連対談;既に過去の人々、デザートとしての福田和也、おまけとしての岡留安則、おまけにもならんけど石原千秋;復帰準備中―戻ってほしいんです群像のエースとして―新編集長と;あとがき じゃ、複数基準で行こっか、プラスオレ的「新定義」、乞異論!
笙野頼子:1956年三重県生まれ。立命館大学法学部卒業。81年、「極楽」で群像新人文学賞、91年、『なにもしてない』で野間文芸新人賞、94年、「二百回忌」で三島賞、「タイムスリップ・コンビナート」で芥川賞、2001年、『幽界森娘異聞』で泉鏡花賞を受賞。2005年、『金毘羅』で伊藤整賞受賞
前半は大塚英志がメイン?