『小説以外』

恩田陸【著】新潮社
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世の中には、二種類の人間がいる。物語を愛する人(読書家)と、物語に愛された人(小説家)。稀に両者を兼ね備えた人間が産まれるが、年間2000枚の原稿を書き、200冊の本を読む恩田陸はその典型と言えるだろう。あらゆるジャンルで活躍する現代の語り部は、どんな本を読み、どんなふうに原稿を書いてきたのか?デビューから14年分のエッセイを集大成し、作家・恩田陸の秘密に迫る。文字通り「小説以外」のすべてが分かる、ファン必携、恩田陸解体全書。
春は恐怖の季節。;「恐怖」ということ;百組の「ロミオとジュリエット」;憂鬱な音楽;東京の隙間;本格推理小説作家への道;入口探し;女性の間に格闘技が流行る!?;『日本文化』という不思議;…AND MUCH,MUCH MORE〔ほか〕

「世の中には、二種類の人間がいる。物語を愛する人(読書家)と、物語に愛された人(小説家)。」……その二分法は絶対におかしいだろう! どういう受けを期待しているのかよくわからないよ。