『マンゴーのいた場所』

マス,ウェンディ【作】;金原瑞人【訳】金の星社
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マンゴーはあたしのネコ。マンゴーって名前は、みんな、目がオレンジ色だからだと思っているけど、そうじゃない。ごろごろとのどを鳴らす音、ミャーォという鳴き声、それに、マンゴーのいた場所や、歩いたあとなんかが季節ごとに色がちがうマンゴーの色そっくりだったから―。共感覚とは、音をきくと色が見えるというように、五感のうちの二つ以上の感覚が同時に働いて起こる知覚現象のこと。共感覚を持った少女と、猫のマンゴーが過ごしたはかなくも、色鮮やかな12ヶ月。「共感覚」「ペットロス」をテーマにした感動の一冊。