『古本迷宮』

喜多村拓【著】青弓社
bk1/amazon.co.jp
古本がうず高く積み上げられたラビリンス―。恐妻家と蔵書家の意外な接点。用もないのに自宅に呼ぶ客。捨てられる本を救おうと在庫を増やすばかりの古書店主…。古本がもたらす不思議な巡り合わせを丹念につむぐ。
第1部 本棚の隙間から(レモン;一冊の本の運命;恐妻家;本の行く末 ほか);第2部 迷宮のなかへ(出版記念会;孤独なコレクターたち;本を読む女;探求書 ほか);エピローグ 猫と古本屋
喜多村拓:1951年、青森県生まれ。明治大学を卒業後、いくつかの職業をへて、86年に青森市古書店林語堂を開業