『ためにならない映画の教科書』

マールブックス 石井克人【著】マーブルトロン;中央公論新社〔発売〕
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アストロ球団』、タランティーノ作品、『千と千尋の神隠し』など有名・無名のアニメ・TV番組・映画の魅力を、世界的に注目される映画監督・石井克人(『鮫肌男と桃尻女』『PARTY7』)が愛をもって読み解く!マル秘資料で綴る映画『茶の味』と幻作品のナゾも大公開。
第1章 映像作家・石井克人とその時代(「毎日、毎日、スケッチブックいっぱい描いて、絵が描けるようになった」―『アストロ球団』のシズル;「ドキュメンタリーだと信じてたくらい」―リアルだった『がんばれベアーズ』;「大塚さんの絵が好きなんだって気が付いた」―原画マンに興味を持ち始めた『旧ルパン三世』;「オープニングから受けた影響は計り知れない」―金田伊功によるオープニングが素晴らしかった『銀河旋風ブライガー』 ほか);第2章 映画『茶の味』の秘密―構想から完成に至るまでの過程と記録;第3章 石井克人アーカイブス(『8月の約束』;『BLACK ROOM』;『MUSIC POWER GO!GO!―ダモン君の巻―』;『鮫肌男と桃尻女』 ほか)
石井克人:映画監督・CMディレクター。1966年生まれ。武蔵野美術大学で視覚伝達デザイン科を専攻し、当時客員教授であった小栗康平に触発され、映像に興味を持ち始める。大学卒業後、東北新社に入社し、1992年にCMディレクターとしてデビュー。これまでに手掛けたCM作品は、「SkyperfectTV」「アスパラドリンク」、富士通「FMV」など100本を超える。1995年に仲間とともに作った映画『8月の約束』がゆうばり国際冒険・ファンタスティック・ビデオ・フェスティバル部門でグランプリを受賞。その後、邦画単館作品として1999年に『鮫肌男と桃尻女』で劇場映画監督デビュー。2001年に映画『PARTY7』、Smap Short Films『Music Power Go!Go!ダモン君の巻』、2002年にTV・世にも奇妙な物語『BLACK ROOM』を手掛ける。東北新社退社後、ショートフィルム連載マガジン『Grasshoppa!』にて、『ハル&ボンス』『TRAVA‐FIST PLANET』を発表