『二十世紀イリュストレ大全〈2〉アメージングファンタジー―少女まんがのルーツをもとめて』

荒俣宏【編】長崎出版
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日本の挿絵やまんが、また商業アートの世界に及ぼしたフランス20世紀のイラストレーションを紹介する。第二巻では明治時代から日本に伝わりSF画の手本となったフランスの作家兼まんが家、アルベール・ロビダに始まり、アメリカのヒューゴー・ガーンズバックの科学挿絵にいたる奇想の系譜を紹介する。
ガーダ・ヴェーナの幻想小悪魔は愛らしい;ガーダの描く男性は女に、女性は男に見える!;フランスの挿絵画家は奇想家ぞろいだ;エルアールの幻想は途方もなく過激;人魚がセクシーだったし、海の妖精もお洒落だった;ハリー・クラークの世紀末幻想;ラボチェッタの幻想挿絵に挑戦した;フランスのSFまんが;ぞくぞくするほど妖美な魔女たち;未来諷刺画の巨匠、アルベール・ロビダ;一九〇〇年パリ万博の未来予想;アメリカ的エロティック・ファンタジーは1930年代から;キルヒナーがアメリカへ来て、すべてが変わった!;アメリカン・パルプとガーンズバックSF;アールデコの異界ファンタジー