『「美少女」の現代史―「萌え」とキャラクター』

講談社 ササキバラゴウ【著】講談社現代新書
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まんが・アニメに溢れる美少女像はいつ生まれてどう変化したのか?「萌え」行動の起源とは?七〇年代末から今日までの歴史を辿る。
序 キャラクター消費社会と性;第1章 「美少女」の誕生(「美少女」と「萌え」のはじまり―「海のトリトン」と女性たち;美少女ムーブメントの到来―吾妻ひでお宮崎駿高橋留美子;なぜ美少女は無敵なのか?―美少女ムーブメントのビッグスリー;「男らしさ」と「戦う根拠」―美少女の背景);第2章 世の中はいかにして美少女化したか(ラブコメとパロディ―八〇年代のまんが;メカと美少女―八〇年代のアニメ;少女を描く宮崎駿、少年を描く富野由悠季;アイドル・ジュニア小説・村上春樹の文学)第3章 変貌していく美少女(形から見た美少女像の変化;九〇年代の美少女―女性による表現とパソコンの時代);第4章 美少女という問題(キャラクターとしての美少女と「視線」;「彼女の気持ち」と私の責任;美少女と私のリアリティの行方)
ささきばらごう:1961年秋田県生まれ。早稲田大学文学部卒業。85年徳間書店入社。「少年キャプテン」編集長などを務めた後、95年退社し、現在フリーのまんが編集者、評論家