『花摘む人―ヴィラデストワイナリーができるまで』

玉村豊男【著】新潮社
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厄年の大病を機に広大な農園「ヴィラデスト」を開いて10年。野菜もブドウも豊かに実り、何不足なかった私は、還暦を目前にして、突如自前でワイナリーを作る決意をした―妻の猛反対、法律の壁、資金調達の問題。次々と立ちはだかるハードルを、真摯な熱意と経験からの知恵で乗り越えたところで見えてきたものは。理想と現実の間で奮闘し、夢を実現させるまでのスリリングな二年間。人生の素晴らしさを伝える、農園主としてのわが人生物語。
農園主という人生;見ることのない果実;二〇〇二年初夏の設計図;夢が現実になる過程;免許と農地をめぐるさまざまの問題;綱と藁のプロジェクト;収穫の日;未来の仲間へ渡すもの;付 ヴィラデストワイナリー設立趣意書