『音羽の杜の遺伝子―国民の圧倒的支持をうけたメディアはいかに誕生したか』

リヨン社;二見書房〔発売〕森彰英【著】
bk1/amazon.co.jp】1,500
江戸川橋を渡って護国寺を正面に見ながら直進する通りが、音羽空間である。ここには、講談社、光文社の出版社とキングレコード、それに関係するプロダクション、編集事務所なども付近に点在し、メディア空間を形成している。東京行進曲、女の友情、のらくろ、怪人20面相、鉄腕アトム、鉄人28号、巨人の星あしたのジョー…大衆文化の原点がここにある。
音羽の美剣士;社長が高らかに物言う時代;メディア複合・拡大の原則;ヒーロー創造伝説;「大技」「小技」取り混ぜて;カッパ大将の治世;紙のハイテク;大衆を抱きしめる小説;データジャーナリズム疾走す;ヒューマンドキュメントの創造現場;出版ジャーナリズムの変容;音羽ジャンヌ・ダルク、その生と死