『テーブルはテーブル』

ペーター・ビクセル【著】山下剛【訳】未知谷
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名付けることによって物や事から言葉が離れ独り歩きを始める―道に迷った言葉たち。内容を欠いた言葉の虚構。言葉は変容し、増殖し、すり替えられる。それは物語の主題でもある児童文学という既成ジャンルに仕掛けられた道化の鏡。子供は勿論、広く大人にも読み継がれている珠玉の七篇。ドイツ児童文学賞受賞作。
地球はまるい;テーブルはテーブル;アメリカは存在しない;発明家;記憶マニアの男;ヨードクからよろしく;もう何も知りたくなかった男