『指輪物語フロドの旅―「旅の仲間」のたどった道』

バーバラ・ストレイチー【著】伊藤尽【訳】評論社
bk1/amazon.co.jp】1,800
本書は、J.R.R.トールキンの壮大なファンタジー指輪物語』の9人の旅の仲間がたどった道筋を、詳細な地図で再現したものである。その数は実に51枚にも及ぶ。熱烈な『指輪物語』のファンだった著者のバーバラ・ストレイチーは、トールキンの手になる地図以外に、より詳しい地図を、長い間待ち望んだ。そしてとうとう、自らこの困難な作業に挑むことにした。その結果、あの「中つ国」が、私たちの目の前に完全で鮮明な姿で立ち現れることとなった。また地図には、フロドたちがナズグルから身を隠した場所、食事をした場所、野宿をした場所…に至るまでが記されている。日本語版では、巻末に地図索引をつけた。『指輪物語』本編の場面がどのような地形になっているのか、すぐに見つけやすいように。さらに、訳者によって、指輪の仲間の旅の行程を日を追って詳述する解説が加えられた。物語世界の醍醐味を再び味わう一助になることだろう。
ホビット村からブランディワイン橋へ;ホビット村から水の辺村―9月23日のフロド、サム、ピピン;緑山丘陵―9月23〜24日のフロド、サム、ピピン;末つ森―9月24〜25日のフロド、サム、ピピン;マゴットじいさんの農場―9月25日のフロド、サム、ピピン;ブランディワイン橋からブリー村へ;バックル村と高垣―9月25〜26日のフロド、サム、ピピン、メリー;古森―9月26〜27日のフロド、サム、ピピン、メリー;塚山丘陵―9月28〜29日のフロド、サム、ピピン、メリー;ブリー村―9月29〜30日のフロド、サム、ピピン、メリー、アラゴルン〔ほか〕