2003-03-21から1日間の記事一覧

『ゆらてぃくゆりてぃく』

崎山多美【著】講談社 【bk1/amazon.co.jp】 心地よく柔らかに刻み込まれる「言葉」の力。保多良島では人が死ぬと通夜の後、遺骸は焼いたり埋めたりせず陽の昇る寸前に海へ流すという。九州芸術祭受賞、芥川賞候補作家の描く驚くべき民族奇譚。夜這い、水葬…

崎山多美『ゆらてぃくゆりてぃく』

現在半分まで。面白い。にぎやかではない池上永一、戦争臭くない/深刻ではない目取真瞬という感じ。文章に変な癖がある(読点の場所に違和感。地の文で「マジで」とか言われると、うっと思う(沖縄弁?)。一度漢字振り仮名で説明された沖縄弁単語が、カタカナ…