『かたき討ち―復讐の作法』

中央公論新社 中公新書 氏家幹人【著】
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みずから腹を割き、遺書で相手に切腹を迫る「さし腹」。仇敵の死刑執行人を願い出る「太刀取」。女たちの討入り「うわなり打」。男色の愛と絆の証「衆道敵討」…。著者は豊富な史料に基づいて、忘れられた多彩な復讐の習俗を照らし出す。近世の人々はどのように怨みを晴らし、幕府は復讐の情をいかに管理し手なずけようとしたか。うつろう武士道、演劇化する「かたき討ち」。日本の復讐の歴史がよみがえる。
うわなり打;さし腹;太刀取;衆道敵討;おんな敵討;敵持;囲者;もうひとつの武士道;法と情;将軍の質問;妻敵討;演劇的な、あまりに演劇的な;帳付;敵討の原像
氏家幹人:1954(昭和29)年福島県生まれ。東京教育大学文学部卒業。歴史学者(日本近世史)

かたき討ち―復讐の作法
氏家 幹人
中央公論新社 (2007/02)
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