『ガルシア=マルケスに葬られた女』

藤原章生【著】集英社
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ガルシア・マルケスの弟ハイメは語った。「一人の男が少女と関係して、それで約束を果たさなかったら、それは一つの家族を蹂躙したことになるんだ。まして、村一番の有望株で、医者の卵が、貧しい家の娘をもてあそんだってことになれば、それはどう見たって、その家族を侮ることだから、相手を殺しても当然という考え方が、あの時代(50年前のコロンビア)にはあった」。『予告された殺人の記録』のモデルにされたマルガリータの本当の恋人は誰だったのか…彼女はなぜ、実兄が彼を殺すのを止めなかったのか…南米コロンビアを舞台にその謎を追う。開高健ノンフィクション賞受賞第一作、渾身の書き下ろし。
マルガリータ―de M´exico;イシドロ―del Rio Magdalena;エスペランサ―de Sucre;ジーナ、マルタ、ウーゴ―de Sucre;ハイメ―de Cartagena;ハイメ、マーゴ―de Cartagena;ガブリエラ―de Cali;ルイサ―de Sincelejo;ルイサ―de Sincelejo;アマリア、ブランカ―de Sud´africa,Sincelejo;ブラス―de Sincelejo;ブラス、ルイサ―de Sincelejo
藤原章生:1961年4月27日、福島県常磐市(現いわき市)生まれ。86年北海道大学工学部卒業、住友金属鉱山勤務。89年に毎日新聞入社。92年より外信部。93‐94年、メキシコ、グアダラハラ大留学(メキシコ文化研究)。95‐2001年、駐ヨハネスブルク、アフリカ特派員、2002‐2006年、メキシコ市支局長、ラテンアメリカ特派員。現在、夕刊編集部に勤務。2005年、『絵はがきにされた少年』で第三回開高健ノンフィクション賞受賞

ガルシア=マルケスに葬られた女
藤原 章生
集英社
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