『日陽はしづかに発酵し…』ソクーロフ@パルテノン多摩
メモ
http://www.parthenon.or.jp/perform/cinema.html
2/3[土] 10:30 A / 13:30 E / 16:20 A / 19:00 C
2/4[日] 10:30 A / 13:30 B / 15:30 D / 17:30 B
見たいのはAとE。Aはいつでも見る機会がありそうだから、特にE。
「日陽はしづかに発酵し…」は原作のA.&B.ストルガツキイ『世界終末十億年前』
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4905821312/zabon-22/
が、ソビエト版『メンインブラック』(アメリカ版未見)という感じで(え?)、ほのぼのと(嘘)面白かったような記憶があるけど、確か舞台はモスクワだか都市部の集合住宅だったようなイメージがあるんだけど、違ったっけ。学問を生業とするのは、大変ひもじいことだなあ……と思った記憶があります。
A「太陽」(2005/1h55/露=伊=仏=瑞西)
出演:イッセー尾形、佐野史郎、桃井かおり
音楽:アンドレイ・シグレ
太平洋戦争最末期に地下の防空壕で朝食をとるシーンに始まり、終戦後に人間宣言をするまでの昭和天皇を描いた話題作。
連合軍総司令官マッカーサーとの会見をはじめ、公にされていない史実を描くシーンなど監督の芸術的創作も多いが、日本人でも知らない天皇の意外な側面も紹介されて興味深い。昭和天皇の身振りをそっくり真似たイッセー尾形の演技、天皇を主人公に人間的視点で描いたことなどが話題となった。
2005年サンクトペテルブルク国際映画祭グランプリ
E「日陽はしづかに発酵し…」(1988/2h18/露)ニュープリント上映
音楽:ユーリイ・ハーニン
撮影:セルゲイ・ユリジズツキー
出演:アレクセイ・アナニシノフ、エスカンデル・ウマーロフ
中央アジアの西トルクメニスタン(現在のトルクメニスタン共和国)の荒涼とした街。ロシア人の青年医師マリャーノフは、うだるような暑さの中で論文を書いていたが、おかしな出来事ばかりが起こり…。
SF小説『世界終末十億年前』のエッセンスをベースに、民族問題、宗教問題を含む複雑なロシア現代史を背景に構築された作品。虚無感の漂うエロティシズムに彩られた独特な映像に強烈な印象を受ける。
1988年ヨーロッパ映画賞審査員特別賞(音楽部門)