優男たち―アレナス、ロルカ、プイグ、そして私

ハイメ・マンリケ【著】;太田晋【訳】青土社
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791763165/zabon-22/
ある文学的な、熱帯の、ボーイズ・ラヴの物語。アルモドバルのようにエモーショナル、ウォン・カーワイのようにセンシュアル、パゾリーニのようにセンセーショナルな、衝撃のラテンアメリカ・ゲイ作家列伝。
1 脚―幼年期と思春期の回想;2 マヌエル・プイグ―ディーバとしての作家;3 レイナルド・アレナス最後の日々―海のごとく深い悲しみ;4 フェデリコ・ガルシア・ロルカと内面化されたホモフォビア;5 もうひとりのハイメ・マンリケ―死せる魂;6 最近
ハイメ・マンリケ:1949年コロンビアに生まれ、映画と文学を愛するゲイとして成長する。高校時代に渡米、コロンビア大学の創作講座でプイグの薫陶を受ける。ニューヨークで英語による作家活動に入り、アレナスと親交を結ぶ。二人の死後、初のゲイ・ノヴェル『マンハッタンのラテンの月』(92年)、詩集『ロルカと過ごした夜』(97年)などで注目を集め、『優男たち』(99年)はジョンソンの『詩人伝』に喩えられる高い評価を獲得した。近年は『ニューヨーク・タイムズ』『ワシントン・ポスト』の書評者として活躍、コロンビア大助教授として教壇にも立つ