『みえない雲』

小学館文庫 小学館 グードルン・パウゼヴァング【著】;高田ゆみ子【訳】
:あるドイツの原子力発電所で爆発事故が起き、町はパニックに陥った。学校に未だかつて聞いたことのない警報が鳴り響く。十四歳のヤンナ‐ベルタは、弟とともに右往左往の避難を開始し、その間にも汚染された空気が迫ってくる。はたして彼女は家族と無事に会えるのか…。死傷者数万人ともいわれた世界の原発史上最悪の事態となった旧ソ連チェルノブイリ爆発事故。その翌年に発表された本作品が、事故後二十年を経て映画化された。ドイツの約三倍の原発を持つわが国にとって、改めて危機感を募らせる衝撃的な近未来小説である。
グードルン・パウゼヴァング:1928年、チェコ生まれ。戦後、旧西ドイツに移住。72年以降ヘッセン州の小学校で教鞭をとる傍ら、執筆活動にも従事。平和問題、外国人労働者などの社会問題をテーマに、大人向け、青少年向けに多数の著書がある
高田ゆみ子:1956年大阪生まれ。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。翻訳家

あらあら。見覚えのあるタイトルだわ、と思ったら、中学時代に英語の塾で読書感想文を書かされた本だった。来年映画が公開されるらしい。「西風が! 西風が!!」だっけ。
http://www.cqn.co.jp/THEATER/cqnyurakucho/index.html#diewolke
映画瓦版>http://www.eiga-kawaraban.com/06/06110901.html

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