『トリ・サムサ・ヘッチャラ―あるペンギンのだいそれた陰謀』

ゾラン・ドヴェンカー【作】;マーティン・バルトシャイト【絵】;木本栄【訳】ひくまの出版(浜松)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4893173626/zabon-22/
春・夏・秋・冬とめぐるはずの季節。ところがあるときから、季節が冬でストップしてしまった!春も夏も秋もいっこうに訪れる気配はなく、一年たってもまだ冬のまま。町全体が凍りつき、人々は家に閉じこもってしまう。寒さにうんざりした少年リッキーは、「冬」に文句をいいにいこうと思い立つ。だが「冬」をさがしまわるうちに、リッキーは意外な事実を突き止めるのだった。リッキー少年が長い旅の末に見つけた、四季がめぐらなくなった秘密とは?現代ドイツメルヘンの傑作。
ゾラン・ドヴェンガー:1967年、クロアチアに生まれ、3歳のときに両親とベルリンへ移住。1989年から、フリーの作家として活躍。小説、詩、舞台脚本や短編など幅広い分野で作品を手がけ、文学奨学金や賞を受賞。1999年、デビュー作の「Niemand so stark wie wir」で、オルデンブルグの児童・青少年文学賞を受賞。「Die Alte Stadt」でベルリン・フェストシュピールのSF賞を受賞。2001年には「Im Regen stehen」が、2002年には本書がドイツ青少年文学賞に続けてノミネートされ、以降の作品もノミネートリストの常連となる。「Kurzhosengang」で2005年ドイツ青少年文学賞を受賞。ベルリン在住
マーティン・バルトシャイト:1965年、デュッセルドルフ生まれ。エッセンのフォルクヴァング芸術大学コミュニケーションデザインを学ぶ。1996年、Max&Moritz賞のドイツベストコミック画家にノミネートされる。数多くの絵本をイラストしたり、自らも物語を執筆し、舞台脚本、ラジオドラマ、アニメ、それに子供向けのCD‐ロムなども手がけている。デュッセルドルフ在住
木本栄:ロンドンで生まれる。ドイツのボン大学卒業後、翻訳家として活躍する。ドイツ・ベルリン在住

トリ・サムサ・ヘッチャラ―あるペンギンのだいそれた陰謀
ゾラン・ドヴェンカー マーティン・バルトシャイト 木本 栄
ひくまの出版