『ブラックホールを飼いならす!―ブラックホール天文学応用編』

EINSTEIN SERIES〈volume7〉福江純【著】恒星社厚生閣
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4769910401/zabon-22/
本書『ブラックホールを飼いならす!』と姉妹書『ブラックホールは怖くない?』では、ブラックホール宇宙物理学について、相対論的な考え方の基礎から、実際の宇宙における応用までを、最新の成果に基づいて紹介しようと試みた。本書は応用編で、姉妹書は基礎編に相当するが、それぞれ独立に読めるように配慮してある。本書では、まず第1章でブラックホールを扱ったSFを紹介したのち後、実際の宇宙においてブラックホールなどが重要な役割を果たしている現象を説明し(第2章、第3章、第4章)、ブラックホールの一生(第5章)、自転ブラックホールの特徴(第6章)、ワームホール現象(第7章)などに触れて、最後の第8章でブラックホールの利用法についてまとめた。
1 ブラックホールSF;2 宇宙アクリーション天体;3 宇宙ジェット天体;4 重力レンズ天体;5 ブラックホールの一生;6 ブラックホールの渦動;7 ブラックホールワームホール;8 ブラックホールの利用法
福江純:1956年、山口県宇部市に生まれる。1978年、京都大学理学部卒業。1983年、同大学大学院(宇宙物理学専攻)を修了。現在、大阪教育大学天文学研究室教授。理学博士。専門は相対論的宇宙流体力学、とくにブラックホール降着円盤と宇宙ジェット現象