『アニメへの変容―原作とアニメとの微妙な関係』

竹内オサム小山昌宏【編著】現代書館
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476846923X/zabon-22/
マンガや児童文学をアニメ化する際、どの様に作り替えられ、アニメ的変容がみられるか。その過程を詳しく分析し、アニメーションという現代メディアの特質を明らかにする。
漫画のアニメ化における諸様相―『鉄腕アトム』から『攻殻機動隊』、『マトリックス』まで;「鉄腕アトム」、アニメのアニメ化―テレビアニメおよびマンガの分身;進化しない『ポケモン』―アニメとゲームの共生関係;アニメのパロディー―「やおい」からみるアニメ・アニメキャラの特徴;アニメ『風の谷のナウシカ』―物語の系譜、マンガとの相違点;「白雪姫」の変容―グリム童話からディズニー・アニメーションへ;『ジャングル大帝』が『ライオン・キング』成功の鍵―ディズニーは手塚アニメをいかに模倣したのか?;岡本忠成川本喜八郎注文の多い料理店』―非商業系アニメーションの視角から
竹内オサム:1951年、大阪市生まれ。大阪教育大学修士課程修了。同志社大学社会学部メディア学科教授。専門は児童文化、マンガ史
小山昌宏:1961年、東京生まれ。中央大学文学部哲学科卒。現在、サブカル・ポップマガジン『まぐま』発行人。岡山大学教育学部非常勤講師。専門は大衆文化論、マンガ表現論