『使い捨てられる若者たち―アメリカのフリーターと学生アルバイト』

タノック,スチュアート【著】;大石徹【訳】岩波書店
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4000014005/zabon-22/
なぜ多くの若者たちが、いつまでも低賃金・低地位、不安定な労働に追いやられてしまっているのか。北米のファストフード店とスーパーマーケットで働く10〜20代の若い店員や先輩従業員たちへの詳細な聞き取りをもとに、「出口なし」状態の職場やその労働組合の実情を赤裸々に描き出す。若者たちの生々しい労働経験、状況分析、解決策の提案が盛り込まれた本書は、同様にサービス社会化が急速に進行する日本において、若者の就職問題や労働組合の実情を考えるにあたって、いま、必読の書である。
第1部 若者と労働(サービス部門の現場では);第2部 職場の若者(店舗単位の連帯;スーパーマーケットにおける年齢;腰かけ仕事の文化);第3部 労働組合の若者(組合活動のアウトサイダーたち;若者の労働組合サービス残業をどう解決するか)